あぶない合成洗剤 9
酵素の作用には本来、適切な濃度、岡値、温度の管理が必要で、さらにある長さの反応時間が必須です。
一般の家庭での、ごく普通の洗濯方法では、洗剤や洗濯物の量、温度やそのほかの条件を正しく管理することは、事実上、困難です。
こうした条件では、宣伝されているように「バイオの画期的洗浄力」を引き出すことはとうてい不可能だといえます。
そのことも、今回のテストではっきりと証明されたといえます。
今回テストしたコンパクト型洗剤にはプラスチックの計量スプーンがついていましたが、このスプーンを使って、表示にあるように「スプーン一杯」の洗剤を計量することは容易ではありません。
ミズノの依頼したモニターのほとんどの人が、「スプーン1杯」とは、「すりきり1杯」あるいは「軽く盛って1杯」だと思っていました。
実際に計量してみると、「すりきり1杯」では33グラム、「軽く盛って1杯」だと35・5グラムもありました。
実は、このスプーンの内側にラインがつけてあり(スプーンの7分目から8分目のあたり)、この線まで洗剤を入れて表示どおりの25グラムになるのです。
スプーンのラインが見ずらいうえに、計量しにくいため、不用心に「スプーン1杯」使っていると、標準使用量の約1・4倍も無駄に洗剤を使ってしまうことになります。
これではせっかくの「コンパクト」が意味を失います。
こうした問題も直ちに改善されるべきでしょう。
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